結論
三回忌は亡くなってから3年後ではありません。 満2年目の祥月命日、つまり一周忌の翌年です。
2026年3月1日に亡くなった場合、三回忌は2028年3月1日。 2029年ではありません。
理由は、仏事では数え年を使い、亡くなった年を1回目として数えるためです。
なぜ「三」なのに2年目なのか
| 数え方 | 何回目か | 呼び名 |
|---|---|---|
| 亡くなった年(命日) | 1回目 | — |
| 満1年後の命日 | 2回目 | 一周忌 |
| 満2年後の命日 | 3回目 | 三回忌 |
命日そのものを1回目に数えるのがポイントです。だから満2年目が3回目にあたります。浄土宗の公式サイトにも「仏事では数え年を用いるので、二年目が三回忌」と記されています。
命日別・一周忌と三回忌の日付
| 命日 | 一周忌(満1年) | 三回忌(満2年) |
|---|---|---|
| 2026年1月10日 | 2027年1月10日 | 2028年1月10日 |
| 2026年3月1日 | 2027年3月1日 | 2028年3月1日 |
| 2026年6月15日 | 2027年6月15日 | 2028年6月15日 |
| 2026年9月30日 | 2027年9月30日 | 2028年9月30日 |
| 2026年12月20日 | 2027年12月20日 | 2028年12月20日 |
一周忌と三回忌は2年連続で営みます。名前が「一」から「三」に飛ぶため間が空くように感じますが、実際には翌年です。
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三回忌の数え方
三回忌でつまずくのは、名前の数字と経過年数が一致しないからです。「三」だから3年後だと考えると、1年ずれます。
仏事では数え年を使います。数え年では、生まれた年を1歳とするように、亡くなった年を1回目として数えます。そこから満1年後が2回目、満2年後が3回目です。
覚えるのはこの式ひとつ
回忌の数字 − 1 = 死後の経過年数
三回忌=3−1で満2年。七回忌=7−1で満6年。十三回忌=13−1で満12年。以降もすべて同じ計算です。
なお「一回忌」「二回忌」という法要は存在しません。満1年の法要だけは一周忌という別の呼び方をします。「周」の字が使われるのはこの法要だけで、ここが数え方の切り替わり目です。
一周忌との違い
| 項目 | 一周忌 | 三回忌 |
|---|---|---|
| 時期 | 満1年 | 満2年(一周忌の翌年) |
| 数え方 | 名前と年数が一致 | 数え年。名前と年数がずれる |
| 区切りの意味 | 喪明け | とくに区切りではない |
| 規模 | 親族+親しい友人 | 家族・近しい親族中心に縮小することが多い |
| 服装 | 準喪服が基本 | 略喪服も選ばれる |
| 香典の目安(親族) | 5千〜2万円 | 3千〜1万円 |
一周忌が喪明けにあたるため、三回忌からは規模も服装も少し軽くなるのが一般的です。
三回忌の次はいつ?
次は七回忌で、満6年目です。三回忌から4年空きます。
| 法要 | 死後の年数 | 2026年3月1日が命日の場合 |
|---|---|---|
| 三回忌 | 満2年 | 2028年3月1日 |
| 七回忌 | 満6年 | 2032年3月1日 |
| 十三回忌 | 満12年 | 2038年3月1日 |
| 十七回忌 | 満16年 | 2042年3月1日 |
| 三十三回忌 | 満32年 | 2058年3月1日 |
四十九日・一周忌・三回忌までは短い間隔で続きますが、三回忌を過ぎると間隔が大きく開きます。
計算例:2026年3月1日に亡くなった場合
四十九日が2026年4月18日、一周忌が2027年3月1日、三回忌が2028年3月1日。
三回忌の2028年3月1日は水曜日にあたるため、実際の法要は前の土日である2028年2月26日か27日に繰り上げるのが自然です。日程をずらすときは命日より前にするのが習わしです。
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規模と招く範囲
三回忌は、家族や近しい親族だけで営む家庭が増えています。四十九日・一周忌と続いたあとで、参列者の負担を考えて縮小するのが一般的な流れです。
注意したいのは招かない親族への配慮です。一周忌に招いた方を三回忌で招かない場合、何も伝えないと不義理と受け取られることがあります。
招かない場合はひと言伝える
「三回忌は家族のみで営むことにしました」と、事前か事後に一言伝えておけば行き違いを防げます。連絡が難しければ、法要後にはがきで報告する方法もあります。
三回忌を営まないという選択もあります。ただし檀家として付き合いのある寺院がある場合は、必ず事前に相談してください。無断で省略すると関係に影響することがあります。
準備と当日の流れ
準備は2〜3か月前から。菩提寺への連絡、会場と会食の手配、参列者への案内、引き出物の準備が中心です。一周忌と同じ流れですが、規模が小さい分、手配は簡素になります。
- 受付(設けない場合は施主が直接受け取る)
- 施主のあいさつ
- 僧侶の読経
- 焼香
- 僧侶の法話
- お墓参り
- 会食(お斎)
- 引き出物をお渡しして散会
家族だけで営む場合は、会食を省略して法要のみとすることもあります。お布施は3〜5万円が目安で、御車代・御膳料は別に用意します。
参列する側が用意するもの
| 用意するもの | 目安 |
|---|---|
| 香典 | 親族3千〜1万円/友人3千〜5千円。表書きは「御仏前」 |
| 服装 | 準喪服または略喪服。案内に従う |
| お供え | 3千〜5千円程度。香典と両方は不要 |
| 数珠 | 略式のもので構わない |
よくある質問
三回忌は亡くなってから3年後ではないのですか?
3年後ではなく満2年目の祥月命日です。仏事では数え年を用い、亡くなった年を1回目として数えるためです。浄土宗の公式サイトにも「仏事では数え年を用いるので、二年目が三回忌」と明記されています。2026年3月1日に亡くなった場合、三回忌は2028年3月1日にあたります。
一周忌と三回忌は2年続けて行うのですか?
はい。一周忌が満1年、三回忌が満2年なので、2年連続で営むことになります。名前が「一」から「三」に飛ぶため間が空くように感じますが、実際には翌年です。次の七回忌までは4年空きます。
三回忌は家族だけで行ってもよいですか?
問題ありません。近年は三回忌から規模を縮小し、家族や近しい親族だけで営む家庭が増えています。招かない親族には、事前か事後に一言伝えておくと行き違いを防げます。
三回忌の服装はどうしますか?
案内に記載がなければ準喪服が無難ですが、三回忌からは略喪服を選ぶことも増えます。施主から「平服で」と案内があれば略喪服にします。平服は普段着ではなく、黒・紺・濃いグレーのスーツやワンピースを指します。
三回忌を行わないという選択はありますか?
菩提寺と相談したうえで、省略したり家族だけで手を合わせるにとどめたりする家庭もあります。ただし檀家として付き合いのある寺院がある場合は、事前の相談が欠かせません。無断で省略すると関係に影響することがあります。
三回忌の次はいつですか?
七回忌で、満6年目です。三回忌から4年空きます。以降は十三回忌(満12年)、十七回忌(満16年)と続きます。「回忌の数字から1を引いた年数」で計算できます。
まとめ
- 三回忌は死後3年ではなく満2年。一周忌の翌年
- 2026年3月1日が命日なら、三回忌は2028年3月1日
- 理由は数え年。亡くなった年を1回目として数える
- 計算式は「回忌の数字 − 1 = 経過年数」
- 一周忌と三回忌は2年連続。次の七回忌までは4年空く
- 三回忌から規模を縮小する家庭が増えている
- 招かない親族にはひと言伝えると行き違いを防げる
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参考情報
- 浄土宗【公式サイト】「三回忌」
https://jodo.or.jp/tips/sankaiki - 浄土宗【公式サイト】中陰表・年回表
https://jodo.or.jp/tool/ - 曹洞宗 曹洞禅ネット【公式】「忌日表(中陰表)・年回表」
https://sotozen-net.or.jp/hayamihyo/ - 小さなお葬式「家族だけで三回忌を行うには?準備から当日までの疑問を解決します」
https://www.osohshiki.jp/column/article/1294/
「仏事では数え年を用いるので、二年目が三回忌」は浄土宗公式サイトの記述です。本文中の日付はすべて計算のうえ検算して掲載しています。
本記事で紹介している内容は一般的な目安です。法要の営み方や省略の可否は、宗派・地域・菩提寺・ご家庭によって異なります。実際の日程や進め方は、必ず菩提寺にご確認ください。