結論
成人祝いは孫なら1〜10万円(中心は3万円)、 甥・姪や兄弟姉妹なら1〜3万円が目安です。
対象は3親等以内の親族。友人や知人の子には基本的に贈りません。 成人年齢は18歳になりましたが、式典は二十歳で行う自治体が多く、 お祝いも式典に合わせるのが一般的です。
関係別の金額の目安
| 贈る相手 | 一般的な目安 | 中心 |
|---|---|---|
| 孫(祖父母から) | 1〜10万円 | 3万円 |
| 子(親から) | 1〜5万円 | 振袖・スーツ代は別 |
| 甥・姪 | 1〜3万円 | 1万円 |
| 兄弟姉妹 | 1〜3万円 | 1万円 |
| いとこ・その他の親戚 | 5千〜1万円 | 1万円 |
| 友人・知人の子 | 5千〜1万円 | 基本は贈らない |
成人祝いは3親等以内の親族に贈るのが一般的です。友人・知人の子には原則として贈りません。 4千円・9千円など4と9のつく金額は避けます。
贈り方の基本
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 3親等以内の親族(子・孫・兄弟姉妹・甥姪など) |
| 時期 | 成人式の1週間前まで。年末年始の帰省時も可 |
| 水引 | 紅白の蝶結び(花結び) |
| のし | あり(慶事のため) |
| 表書き | 「御成人祝」「祝御成人」。濃墨で書く |
| 名前 | 贈る側のフルネーム |
| 現金/品物 | 現金が中心。腕時計・財布・スーツなども |
| お返し | 本人からのお礼が基本 |
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成人年齢18歳と「二十歳のつどい」
2022年4月1日から、民法上の成人年齢は18歳になりました。ここで問題になるのが、「では成人祝いは18歳で贈るのか」という点です。
実際には、式典は二十歳で行う自治体が多くなっています。名称も「成人式」から「二十歳のつどい」「二十歳を祝う会」などに変更されているところがあります。
| 項目 | 現状 |
|---|---|
| 民法上の成人年齢 | 18歳(2022年4月〜) |
| 式典の対象年齢 | 二十歳とする自治体が多い |
| 式典の名称 | 「二十歳のつどい」などに変更する例が多い |
| 飲酒・喫煙 | 引き続き二十歳から |
| お祝いを贈る時期 | 式典に合わせて二十歳が一般的 |
式典の対象年齢と名称は自治体によって異なります。18歳を対象にしている自治体もあります。
迷ったら本人か親に確認する
「うちの市はいつ式典があるのか」は、自治体によって違います。18歳は高校3年生や大学受験の時期にあたり、式典を開くのが難しいという理由から二十歳のまま実施している自治体が多くなっています。本人や親に「式はいつ?」と聞くのがもっとも確実です。親族なら自然に確認できます。
なお、18歳と二十歳の両方でお祝いをする必要はありません。どちらか一方、式典に合わせるのが一般的です。
誰に贈るのか
成人祝いは身内のお祝いです。対象は3親等以内の親族が目安になります。
| 親等 | 対象 |
|---|---|
| 1親等 | 子 |
| 2親等 | 孫、兄弟姉妹 |
| 3親等 | 甥・姪、ひ孫 |
いとこは4親等にあたりますが、交流が深ければ贈ることもあります。厳密な線引きというより目安です。
友人や知人の子には、基本的に贈りません。入学祝いと同じ考え方です。贈ると相手が気を遣います。
入学祝いの相場を見る(関係別・進学先別の早見表)相手別の考え方
孫(祖父母から)
1〜10万円と幅が大きく、中心は3万円です。振袖やスーツの費用を援助する場合は、さらに大きくなることもあります。
幅が広いのは、お祝いとして贈るのか、準備費用を援助するのかで位置づけが変わるためです。純粋なお祝いなら3万円前後で十分です。
孫が複数いる場合は全員同額にします。入学祝いと同じ原則です。
子(親から)
1〜5万円が目安ですが、多くの家庭では振袖やスーツの費用を親が負担します。この場合、現金のお祝いは控えめか、なしということもあります。
記念品として腕時計やアクセサリーを贈る形もよく選ばれています。
甥・姪
1〜3万円、中心は1万円です。入学祝いと同じく、兄弟姉妹の家との贈り合いになります。自分の子がもらった額に合わせるのが基本です。
甥・姪が複数いるなら全員同額にします。
甥・姪の入学祝いはいくら?小学校から大学までの金額目安を詳しく見る兄弟姉妹
1〜3万円、中心は1万円です。年齢が離れた弟・妹の成人を祝う場面が中心になります。
自分がまだ20代で余裕がなければ、5千円〜1万円でも問題ありません。無理をする必要はありません。
いとこ・その他の親戚
5千〜1万円。交流の深さで判断します。日ごろ行き来がなければ、贈らなくても失礼にはあたりません。他の親族に合わせるのが確実です。
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振袖・スーツの費用との関係
成人式では、振袖やスーツの準備に費用がかかります。ここが成人祝いの金額に影響します。
| 項目 | 備考 |
|---|---|
| 振袖(レンタル/購入) | 前撮り・着付け・ヘアメイクを含むプランが多い |
| スーツ | 就職活動でも使えるものを選ぶことが多い |
| 前撮り・記念写真 | 式の前年に撮ることが多い |
| 小物・アクセサリー | バッグ・草履・髪飾りなど |
| 同窓会の費用 | 式の後に開かれることが多い |
振袖の予約は前年の早い時期に始まります。援助を考えているなら、早めに親へ伝えておくと役立ちます。
ケース例:孫娘の成人式。振袖代を出したいと考えている
まず孫の親に相談するのが先です。すでに親が手配を進めていたり、母親の振袖を仕立て直す予定だったりすることがあります。
振袖のレンタル・購入は成人式の1〜2年前から動くのが一般的です。人気の柄や店舗の予約枠は早く埋まります。「出したい」と伝えるなら、式の前年の春ごろまでが目安になります。
振袖代を負担する場合、現金のお祝いは重ねなくて構いません。ランドセルと入学祝いの関係と同じ考え方です。気持ちを足したいなら、当日の小物やアクセサリーなど少額のものを添える程度にとどめます。
なお、他の孫(男の子や、まだ成人していない孫)との公平性も考えておきます。振袖代は大きな金額になるため、男の子の孫にも同等の援助をするかを家族で共有しておくと、後の不公平感を防げます。
現金と品物、どちらを選ぶ?
現金が中心です。式典の準備費用に充てられ、本人が必要なものに使えるためです。
成人は記念に残るものを贈る場面でもあります。品物を選ぶなら、長く使えるものが向いています。
| 品物の例 | 向いている理由 |
|---|---|
| 腕時計 | 成人の記念として定番。長く使える |
| 財布 | 日常的に使う。買い替えの機会になる |
| スーツ・スーツの仕立て代 | 就職活動でも使える |
| アクセサリー | 記念品として。好みの確認が必要 |
| 万年筆・名刺入れ | 社会人になる準備として |
| ギフトカード・カタログギフト | 本人が選べる |
好みが分かれるものは本人と選ぶのが確実です。二十歳の好みは大人の想像と違うことがあります。
お酒を贈る場合は本人の年齢を確認
成人年齢は18歳になりましたが、飲酒が認められるのは引き続き二十歳からです。「成人祝いだから」とお酒を贈る場合、相手が二十歳に達しているかを必ず確認します。18歳での成人祝いにお酒は贈れません。
贈る時期
成人式の1週間前までが目安です。
| タイミング | 向いている場面 |
|---|---|
| 前年の秋〜年内 | 振袖・スーツの準備費用に充てる場合 |
| 年末年始の帰省時 | 顔を合わせて手渡しできる。もっとも自然 |
| 成人式の1週間前まで | 標準的なタイミング |
| 二十歳の誕生日 | 式典とは別に、誕生日に合わせる形 |
成人式は1月の成人の日前後に行われるのが一般的です。地域によっては、帰省しやすいお盆やゴールデンウィークに実施するところもあります。
実務的には年末年始の帰省時がもっとも渡しやすいタイミングです。親族が集まる機会があり、成人式の直前でもあります。
のしと表書き
水引は紅白の蝶結び。表書きは「御成人祝」「祝御成人」、名前は水引の下に贈る側のフルネームを書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 水引 | 紅白の蝶結び(花結び) |
| のし | あり(慶事のため) |
| 表書き | 「御成人祝」「祝御成人」 |
| 名前 | 贈る側のフルネーム |
| 墨の濃さ | 濃墨 |
| お札 | 新札を用意。肖像を表・上向きに |
| かけ方 | 手渡し=外のし/郵送=内のし |
成人は人生に一度ですが、成人祝いには蝶結びを用いるのが一般的です。結び切りは結婚や快気祝いなどに使います。
渡す相手は本人です。二十歳なので、親を介する必要はありません。
のしの書き方を詳しく見る(水引・表書き・名前・中袋の書き方)お返しの扱い
成人祝いのお返しは、本人からのお礼が基本です。
ただし成人は、社会的に大人として扱われる区切りです。入学祝いのような「収入のない子どもへのお祝い」とは、扱いがやや変わります。
| 本人の状況 | お返しの考え方 |
|---|---|
| 学生 | お礼の手紙・電話で十分。品物は不要 |
| 働いている | 自分でお礼の品を用意することもある |
| 高額をいただいた | 3分の1程度を返すことも。親と相談して判断 |
贈る側としては、お返しを期待しないのが基本です。「お返しは気にしないで」と伝えておくと相手が楽になります。
もっとも喜ばれるのは「本人からの連絡」
成人式当日の振袖姿・スーツ姿の写真を送るのは、定番でありながら確実に喜ばれる形です。加えて、本人が自分の言葉でお礼を伝えること。二十歳になったのだから、親を介さず自分で電話をする——この一点が、贈った側にとっては何よりの区切りになります。
よくある質問
成人祝いはいくらが目安ですか?
孫なら1〜10万円と幅があり、中心は3万円です。甥・姪や兄弟姉妹なら1〜3万円、友人の子なら5千〜1万円が目安になります。親から子へは1〜5万円ですが、振袖やスーツの費用は別に負担することが多くなっています。
成人祝いは誰に贈るものですか?
3親等以内の親族が目安です。子、孫、兄弟姉妹、甥・姪などが対象になります。友人や知人の子には基本的に贈りません。入学祝いと同じく、身内のお祝いという性格を持ちます。
成人年齢は18歳ですが、18歳で贈るのですか?
2022年4月から成人年齢は18歳になりましたが、成人式にあたる式典は二十歳で行う自治体が多くなっています。名称も「二十歳のつどい」などに変わっています。お祝いは式典に合わせて二十歳で贈るのが一般的です。迷う場合は本人や親に確認してください。
いつ贈ればよいですか?
成人式の1週間前までが目安です。年末年始に帰省して顔を合わせるタイミングで渡す形もよく使われています。振袖やスーツの準備費用に充てるなら、前年のうちに渡すほうが役立ちます。
のしの表書きは何と書きますか?
「御成人祝」「祝御成人」です。水引は紅白の蝶結びを使います。名前は贈る側のフルネームを書きます。成人は一度きりですが、慶事の中では蝶結びを用いるのが一般的です。
お返しは必要ですか?
本人からのお礼が基本です。ただし成人は社会的に大人として扱われる区切りなので、子どもへのお祝いとは扱いがやや変わります。学生であればお礼の手紙や電話で十分ですが、働いている場合は自分でお礼の品を用意することもあります。
まとめ
- 孫は1〜10万円(中心3万円)、甥姪・兄弟姉妹は1〜3万円
- 対象は3親等以内の親族。友人の子には基本贈らない
- 成人年齢は18歳だが、式典は二十歳が主流。お祝いも式典に合わせる
- 18歳と二十歳の両方で贈る必要はない
- 振袖・スーツ代を負担するなら現金は重ねない
- 振袖の準備は1〜2年前から。援助するなら早めに伝える
- 時期は成人式の1週間前まで。年末年始の帰省時が渡しやすい
- のしは紅白の蝶結び、表書きは「御成人祝」、名前は贈る側
- お酒を贈る場合は二十歳に達しているか確認する
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参考情報
- QUOカード「成人祝いの金額相場やマナー、おすすめギフトを解説」
https://www.quocard.com/individual/column/article/coming-of-age-ceremony/ - スタジオアリス「成人式のお祝い金の相場はいくら?マナーやおすすめプレゼント・メッセージも紹介」
https://www.studio-alice.co.jp/seijin/furiho/furiho_times/other/adult_celebration/ - よみものTHE GIFT「成人式のお祝いの相場はいくら?渡すときのマナーや準備のしかたについて解説!」
https://knowledge.bellevie-inc.co.jp/b903/ - 熨斗つくーる「[慶事]成人式用の表書きと水引・のしの選び方・金額相場・マナーについて」
https://tcool.jp/b11/
金額(孫1〜10万円、甥姪1〜3万円)と「3親等以内の親族に贈る」という整理は、複数の情報源で一致しています。成人年齢の引き下げ(2022年4月・18歳)は民法改正によるもので、式典の対象年齢・名称は自治体ごとに異なります。
本記事で紹介している金額や作法は一般的な目安です。成人式の実施時期・対象年齢・名称は自治体によって異なります。お祝いを贈る前に、式典の日程をご本人やご家族にご確認ください。