結論
ご祝儀5万円は1万円札5枚です。 1万円札4枚+5千円札2枚のように種類を混ぜるのは避けます。 ご祝儀では、包むお札を1種類に統一するのが基本だからです。
「枚数を奇数にしなければ」と考えて5千円札を足す必要はありません。 1万円札5枚なら、金額も枚数も奇数になり、そもそも調整が不要です。
金額別のお札の組み合わせ
| 包む金額 | お札の組み合わせ | 枚数 |
|---|---|---|
| 1万円 | 1万円札1枚 | 1枚 |
| 2万円 | 1万円札2枚 | 2枚 |
| 3万円 | 1万円札3枚 | 3枚 |
| 5万円 | 1万円札5枚 | 5枚 |
| 7万円 | 1万円札7枚 | 7枚 |
| 10万円 | 1万円札10枚 | 10枚 |
いずれも1万円札のみで統一できます。5千円札や千円札を混ぜる必要はありません。
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5千円札を混ぜない理由
ご祝儀では、包むお札の種類を統一するのが基本です。1万円札と5千円札が混在していると、受け取った側が数えにくく、準備が整っていない印象を与えます。
「枚数を奇数にするために5千円札を使う」という話を聞くことがありますが、これは2万円を包むときの例外的な工夫として紹介されるものです。2万円は1万円札2枚で偶数になるため、1万円札1枚+5千円札2枚で3枚にする、という考え方があります。
ただしこの方法も、近年はあまり勧められていません。2万円は1万円札2枚で「ペア」を表すという捉え方が広がっており、種類を混ぜると逆に不自然だとされるためです。
5万円の場合、1万円札5枚で金額も枚数も奇数になります。調整の必要がそもそもありません。
やむを得ず種類が混ざる場合
どうしても混ざるときは、金額の大きいお札から順に重ねます。1万円札を手前(表側)に、5千円札をその後ろに置き、向きはすべて揃えます。
枚数の奇数・偶数はどこまで気にする?
結論から言うと、枚数は金額ほど重視されません。避けるべきなのは金額のほうです。
- 4万円・9万円— 「死」「苦」を連想させるため避ける
- 6万円— 偶数のため避け、5万円か7万円にする
- 10万円— 1万円札10枚で枚数は偶数だが、きりのよい金額として問題なし
- 8万円— 偶数だが「末広がり」で問題なし
10万円が受け入れられていることからも分かるとおり、枚数の偶奇を気にして種類を混ぜるほうが不自然です。金額さえ適切なら、枚数は自然な組み合わせで構いません。
新札の用意と、間に合わないときの対処
ご祝儀には新札を使います。折り目のない新しいお札には「この日のために前もって準備していました」という意味があるためです。使用済みのお札を包むのは、急いで用意したような印象になります。
新札を手に入れる方法は次のとおりです。
- 銀行の窓口— 最も確実。両替機でも新札が出る機種があります
- 郵便局の窓口— 銀行が遠い場合に
- 式場のフロント— 当日でも対応してもらえることがあります
間に合わなかった場合は、手元のお札のうちできるだけしわや折り目の少ないものを選びます。アイロンを低温で当ててしわを伸ばす方法もありますが、お札が傷まないよう当て布をします。
弔事とは逆になる
香典では新札を避けます(「不幸を予期していた」と受け取られるため)。ご祝儀と香典で扱いが真逆になる点に注意してください。
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お札の向きと入れ方
お札には表と裏があります。肖像画が印刷されている面が表です。
- 5枚すべての表裏と上下を揃える
- お札の表を中袋の表側に向ける
- 肖像画が上に来るように入れる
中袋の表側とは、金額を書く面のことです。中袋を表向きに置いて開いたとき、肖像画が見えて、その顔が上を向いている状態が正解になります。
中袋がない袋を買ってしまったら
半紙や白い紙でお札を包み、その紙に金額と住所・氏名を書きます。何も包まずに上包みへ直接お札を入れるのは避けます。文具店で中袋だけを買い足すこともできます。
中袋の書き方(金伍萬円)
中袋の表の中央に金額を、裏の左下に住所と氏名を書きます。
金額は改ざんを防ぐため、旧字体(大字)を使うのが正式です。5万円なら「金伍萬円」と書きます。「金伍萬円也」と「也」を付ける書き方もありますが、付けなくても問題ありません。
金額の漢数字表記
| 金額 | 表記 |
|---|---|
| 1万円 | 金壱萬円 |
| 2万円 | 金弐萬円 |
| 3万円 | 金参萬円 |
| 5万円 | 金伍萬円 |
| 7万円 | 金七萬円 |
| 10万円 | 金拾萬円 |
筆記具は毛筆または筆ペンを使い、濃い黒で書きます。ボールペンや万年筆は略式とされます。薄墨は弔事用なので使いません。
上包みの折り方
中袋を上包み(外側の紙)で包むとき、裏の折り返しの重ね方に意味があります。
- 慶事(結婚祝い)— 下側の折り返しが上に重なるように折る。「幸せをすくい上げる」という意味
- 弔事(香典)— 上側が上に重なる。「悲しみを流す」という意味
市販のご祝儀袋は正しく折られた状態で売られています。中身を入れたあと、元どおりに戻せば問題ありません。折り方を変えてしまうと弔事用になるため、開いたときの形を覚えておくと安心です。
ふくさと渡し方
ご祝儀袋はふくさに包んで持参します。バッグからそのまま出すと、袋が折れたり汚れたりするためです。
慶事のふくさは赤・朱・オレンジなど暖色系を選びます。紫は慶弔どちらにも使えるため、1枚持っておくと便利です。緑・グレー・紺などの寒色は弔事用です。
受付では、ふくさから取り出してたたみ、その上にご祝儀袋を載せて相手から表書きが読める向きにして両手で渡します。「本日はおめでとうございます」と一言添えます。
ご祝儀袋の選び方・書き方を詳しく見る(金額別の袋・水引・表書き)よくある質問
5万円は1万円札5枚と、1万円札4枚+5千円札2枚のどちらがよいですか?
1万円札5枚です。ご祝儀では複数の種類のお札を混ぜないのが基本で、1万円札と5千円札が混在しているのは避けられます。枚数を奇数にするために種類を混ぜる必要はありません。
お札の枚数は奇数にしないといけませんか?
金額ほど重視されません。避けるべきなのは金額のほうで、5万円・7万円は奇数、10万円はきりのよい数字として問題ありません。10万円は1万円札10枚で枚数が偶数になりますが、これを気にする必要はありません。
新札が用意できませんでした。どうすればよいですか?
できるだけしわや折り目の少ないきれいなお札を選びます。新札は銀行や郵便局の窓口で両替できるほか、式場のフロントで対応してもらえることもあります。窓口が閉まっている場合は、当日会場で相談してみてください。
中袋に5万円と書くときの漢数字は?
「金伍萬円」と書きます。改ざんを防ぐため、一・二・三ではなく壱・弐・参・伍・萬といった旧字体(大字)を使うのが正式です。「金伍萬円也」と「也」を付ける書き方もありますが、付けなくても問題ありません。
上包みの折り方に決まりはありますか?
慶事では下側の折り返しが上に重なるように折ります。「幸せをすくい上げる」という意味があります。弔事は逆で、上側が上に重なります。市販のご祝儀袋は正しく折られた状態で売られているため、中身を入れたあとに元どおり戻せば問題ありません。
中袋がない袋を買ってしまいました。
半紙や白い紙でお札を包み、その紙に金額と住所・氏名を書きます。何も包まずに上包みへ直接お札を入れるのは避けます。文具店で中袋だけを買い足すこともできます。
まとめ
- 5万円は1万円札5枚。金額も枚数も奇数になる
- お札の種類は混ぜない。5千円札を足して枚数を調整する必要はない
- 枚数の偶奇は金額ほど重視されない。10万円(10枚)も問題なし
- 新札を用意する。間に合わなければできるだけきれいなお札を
- お札は表を中袋の表側、肖像画が上。5枚とも向きを揃える
- 中袋には「金伍萬円」と旧字体で書く。筆ペンで濃い黒
- 上包みは下側の折り返しが上(慶事)。弔事とは逆
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参考情報
- 結婚スタイルマガジン(NIWAKA)「イラストで解説!結婚式ご祝儀袋へのお札の入れ方、包み方は?」
https://www.niwaka.com/ksm/radio/wedding/gift-money/envelopes/06/ - ときわ総合サービス「ご祝儀のお金の入れ方ガイド!相場とマナーも解説」
https://www.tokiwa-ss.co.jp/journal/knowledge-of-money/goshugi-money-how-put.html - ゼクシィ「結婚式のご祝儀『2万円』はマナー的にNG?避けたいケースや包み方の注意点を解説」
https://zexy.net/mar/manual/guest_gosyugi/chapter5.html - ゼクシィ「金額、ご祝儀袋の選び方、包み方まで【結婚式のご祝儀】まるっとマニュアル」
https://zexy.net/mar/manual/guest_gosyugi/
お札の種類を統一する点、金額の大きいお札から順に重ねる点は複数の情報源で一致しています。
本記事で紹介している作法は一般的な目安です。地域や家庭によって細部の扱いが異なる場合があります。